
高速バスは第二次世界大戦前からあったが、当時はまだ高速道路が無かったので、高速バスではなく長距離バスという呼び名が正しいと言えます。ですがこの長距離バスも第二次世界大戦でアメリカ軍の容赦ない無差別爆撃によって大打撃を受けてしまいましたが、戦後の1950年ごろより、高速道路が次から次へと建設され、同時に高速バスが誕生しました。最初に高速バスが誕生したのは福岡から熊本間と言われています。当時はボンネットバスが主流で、それほど乗り心地も良くは無く、長距離を走るのには向いていませんでしたが、高速バスの需要はどんどん増していきました。その理由は、当時は車がそれほど多くなかったので、渋滞する事も無く、すんなりと目的地まで着く事ができたからです。更に東京オリンピックの開催で、高速道路は首都圏にまで網羅する事になりますが、同時に新幹線が誕生した事や、その後に起こったオイルショックなどで、高速バスは低迷してしまうのですが、それに負けじとバスの大型化や、快適な環境を作り出す努力や、鉄道の夜行列車や在来線特急の廃止が相次いで起こった事もあり、再び高速バスは需要が伸びてきました。また、バブル期に入ると、旅行者が急激に増えた事で、夜行バスを中心に多くの人で賑わいを見せる事となります。しかし、バブル崩壊と円高の影響、空港の乱立や新幹線の普及で、高速バスは需要が減ってしまいました。ですが、高速路線バス以外に、空港直結バスやツアー観光バスなどを増やしていく事で、バス業界は現在でも活気に満ち溢れた業界と言えるようになりましたが、同時に激務が増えた事で、事故が多発する問題が出てきました。